カワサキ
ZEPHYR400χ
ストイックなまでに走りを、そしてスピードを追求してきたがゆえに「異端児」と称されるカワサキ。街乗りからロングツーリング対応、そしてスポーツタイプと幅広いラインナップの中にも個性が光ります。
世の中の流行に左右されず、我が道を行く孤高なイメージで称されることが多いカワサキ。大型バイクを得意とし、常にそのランクでの最速を目指し、実現してきました。
ほとんどの車種は、操作性を良くしすぎず、ライダーのスキルに委ねる部分を残すことで、ライディングの醍醐味、つまり「乗りこなすことの楽しみ」を提供してくれます。
カワサキのイメージカラーは『ライムグリーン』。2014年(平成26年)発売の『Ninja H2R』(排気量1000cc)の漆黒のボディにも、アクセントとしてライムグリーンが使われています。
ZEPHYR400χ
川崎重工業(株)は、1953年(昭和28年)に二輪車用エンジン第1号機『KE−1』、1961年(昭和36年)に「カワサキ」ブランドの1号機として『B7』を発売しました。1969年(昭和44年)には、『H1』(=500SSマッハ3)を世に送り出し、その加速性能・高速性能は絶賛されました。
1972年(昭和47年)に誕生した『カワサキZ1』はその当時、「世界初の快挙」と謳われ、「排気量900cc」のパワーと美しいボディラインは、今も変わらずカワサキファンを魅了し続けています。
80年代に入ると、映画「トップガン」で一躍有名となった『GPz900R』が脚光を浴び、通称「Ninja」の名も世界に浸透していきました。その後、『Z』『Ninja』の両シリーズの他にも、アメリカン・タイプの『VULCAN』シリーズ、オフロードバイクの『KX』シリーズなど、常にスピードとパワーを意識したバイクを輩出しています。
カワサキのバイクは、使命を終えて廃棄される際に、車体の重量比で90%以上がリサイクル可能になるよう製造されています。そして今もなお、リサイクル率の更なる向上のため、分解しやすい設計、部品への材料表示などを考慮した設計を目指しています。
また、交通事故撲滅に向けた取り組みとして、安全運転のためのライダーズスクールを開催するだけでなく、ライダーが気軽に参加できる「カワサキコーヒーブレイクミーティング」や29歳以下の若年層ライダーを対象とした「カワサキオーナーズU29ミーティング」などの様々なアクティビティの中で、マナーアップや環境保護の提案を行っています。